FRBは3月14日~15日に次回のFOMCを開く。イエレン議長は今月中旬の米議会証言で「今後数回の会合で追加利上げの是非を判断する」と強調しており、市場は3月、5月、6月のいずれかの会合でFRBが金融引締めに踏み切ると予測しています。
一方先物市場から算出する3月の利上げ予測は22%にとどまり、5月は51%、6月が71%となっています。もっとも景気指標は市場予想を上回る改善ぶりを示してきた。1月の小売り売上高は前年同月比で5%を超す上昇率だ。消費者物価指数(CPI)も前年同月比2.5%上昇し、エネルギーと食料品を除いたコアで見ても2.3%の伸び。
にもかかわらず、FRBが早期利上げを明言できないのは、「新政権の政策に不確実性が大きい」(イエレン議長)。個人消費を押し上げる株価の上昇は、トランプ政権への期待先行の面が否めない。大型減税の実行は来年にずれ込むとの見方も根強く、実際に米景気が上振れするかFRBも判断しかねるようです。
3月中旬の次回会合では、年3回を中心シナリオとしてきた利上げペースの見直しも議論する。イエレン議長は3月3日にシカゴで講演する予定で、次回FOMCの論議をどこまで先取りして発言するか注目ですね。