★国内REITファンドが低迷
2017年6月末時点で国内REITファンドの年初来リターンは▲6.60%となり、国内外株式・債券・
REITの6資産中で最も低くなっています。
同期間、各国・地域のREITのリターン
・米国REIT(FTSE/NAREITオール・エクイティREIT指数、ドルベース)が2.86%
・欧州REIT(FTSE EPRA/NAREIT先進国欧州REIT指数、ユーロベース)が▲0.30%
・東証REIT指数は▲8.70%と下落幅が際立っております。
★主なJ-REITの下落要因は?
投信経由でのJ-REIT購入が減少していることが挙がられており、国内REITファンド、6月に過去
最大の純資金流出となっております。
実際、国内REITファンドの純資金流出入額推移とJ-REITのパフォーマンスを見ると、国内REIT
ファンドが2017年6月まで3カ月連続で純資金流出となる中、東証REIT指数も下落基調を強め、6
月末には1年4カ月ぶりにフシ目の1,700ポイントを割り込んでおります。
★残高で6割以上を占める毎月決算
高分配タイプへの風当たりが厳しくなる中、今後も国内REITファンドは資金が流入しにくい状況
が続く可能性が想定されます。
国内REITファンドの純資産額は2017年6月末時点で3兆6,357億円となっているが、決算頻度別に
見ると毎月決算型の比率が67%と大半を占めており、毎月決算型の比率は国内投信市場全体(確
定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF含む)で見ても同月末時点で38%であり、国内REIT
ファンドは相対的に見ても毎月決算型の比率が高くなっていることが伺えます。
★ピンチはチャンス?
資金流出が加速すれば投信経由でのREIT購入がさらに細り、REITのパフォーマンスがさらに低
迷、それがさらなる資金流出を招くという悪循環が想定されます。
一方で、国内のREIT市況は概ね良好で価格下落は利回りアップも想定されピンチがチャンス
になることも想定されそうですね!