★軟調なJ-REITにも明るい兆しが見え始めています。
年初以降、下落基調となっている東証REIT指数は7月14日の1620Pで底
を打ったかに見られましたが反発は5%程度に留まり、再び下落に転じた
あと、10月13日には年初来の安値を更新する場面もありました。
★投信の売りは継続
東証REIT指数が軟調な要因としてまず挙げられるのは、J-REIT市場で最
大の投資主体であるJ-REIT特化型投資信託(9月末時点でJ-REIT特化型
投信の純資産残高はJ-REIT市場全体の時価総額の約3割を占める)から
の資金流出が続いており、同投信は4月以降、9月まで6ヵ月連続で
J-REITを売り越している。
★ファンダメンタルズは良好
・10月12日に発表された三鬼商事の都心5区(千代田、中央、港、新宿、
渋谷)の9月の『オフィスビル空室率』は、前月比▲0.18%ポイントの
3.17%となりました。
・9月の都心5区の平均賃料は前年同月比+3.59%、前月比+0.20%の
18,995円(坪当たり)と、45カ月連続で上昇しました。
・東証REIT指数の予想分配金利回りは4.2%程度まで上昇
★自社株買いの発表
一部では、自己投資口の取得(一般企業でいう自社株買い)の発表等、明
るい兆しも出始めています。
J-REITによる自社株買いの発表は3事例目ですが、J-REITの代表銘柄の
一角である投資法人が実施するとなると、この動きが加速する期待も出て
こようとおもわれます。
NAV倍率1倍割れ、つまり保有する不動産の時価よりも時価総額が低く割
安になっている銘柄が増加している状況の中、自己投資口取得やM&Aと
いった動きが広がればJ-REIT市場の活性化に繋がそうですね