5月25日にウィーンで定例の石油輸出国機構(OPEC)総会が開催されます。
OPECとは?
OPEC(石油輸出国機構)は、国際石油資本から石油産出国の利益を守ることを目的として、1960
年9月に設立されました。
加盟国は2017年5月現在で13カ国を数えます。その原油生産量は世界の33%程度を占め、原油の
供給や価格形成といった面で依然、重要な役割を担っています。OPECの最高意思決定機関は、全
加盟国が参加する総会です。
★16年11月の臨時総会で減産合意
OPEC月報の2017年5月号によれば、4月のOPEC原油生産量は日量3,173万バレルとなり、16年11月
の臨時総会で合意した生産枠の同3,250万バレルを77万バレルほど下回りました。
1-3月期実績の同3,194万バレルとの比較では、同21万バレルの減産となります
★5月25日開催予定の定例総会では
国際エネルギー機関(IEA)によれば、世界的な景気拡大の持続やOPECによる協調減産の実施
などから、17年の原油需給は需要超過に転換する見込みです。今年6月末に期限を迎える生産枠
調整を5月25日開催される定例総会で「生産枠」維持が決定されると考えられています。
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OPEC総会後は
これまで米国のシェールオイルの増産懸念に加え、OPEC「生産枠」の延長を巡る不透明感などか
ら価格の抑制要因となっていました。
OPEC総会で「生産枠」維持が決定されると不透明感が解消されることになります。
となると、需給動向から判断すると、原油価格が大きく値を崩すことはないと考えられます。
一方で、価格がバレル当たり同55ドル~60ドルを超えてくると、シェールオイル増産の公算が大
きく、上値も限られる見込みです。当面は50ドル近傍での推移となりそうです。