★加速する電気自動車(EV)の普及
先週、ドイツのフォルクスワーゲンは世界各国での環境規制強化を受けて、2025年に全世界で
300万台の電気自動車(EV)販売すると発表しております。
これまで電気自動車と言えば、これに特化する米国のテスラモーターズ(TSLA)が今年7月に量
産を始めた普及タイプの「モデル3」に市場の注目が集まっていましたが、スウェーデンの高級
車メーカー、ボルボ・カーが2019年以降に発売するすべての車種を電気自動車(EV)やハイブ
リッド車などの電動車にすると発表、有力自動車メーカーで「脱内燃機関」を表明したのは初
で、市場では驚きをもって迎えられました。
★EV普及からリチウムイオン電池の需要が大
多くの大手自動車メーカーが電気自動車への取り組みを表明していますが、これが一段と加速す
るのではとの思惑が浮上していると見られます。そして、電気自動車の普及加速は、リチウムイ
オン電池の需要に大きなインパクトをもたらすと考えられます。
例えば、テスラの電気自動車には、パナソニックのリチウムイオン電池(直径18ミリ、長さ65ミ
リの円筒形)が数千個搭載されています。私たちが日ごろ使う、スマホ、タブレット、ノートPC
など様々な携帯機器にリチウムイオン電池が組み込まれていますが、1人当たりの使用個数は普
通10個は越えないと見られます。
それが電気自動車を購入すると、一気に数千個になるわけですから、世界の自動車メーカーが電
気自動車に注力することによるリチウムイオン電池需要に対するインパクトは非常に大きいと言
えそうです。
★リチウムイオン電池生産の世界シェア上位は
・韓国のサムスンSDI (006400)
・日本のパナソニック(6752)
・韓国のLG化学 (051910)など
自動車用途に限ると、パナソニックがテスラモーターズ向けに供給しているため圧倒的に大き
く、5割近いシェアとなっているようです。次いで、中国でバスなどに電池を供給する比亜迪
(Byd)(01211)、韓国のLG化学などが上位を占めています。
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いずれにしてもEV自動車普及は変わることはないと思われ、リチウムイオン電池需要に対するイ
ンパクトは非常に大きいと言えます。